城下町の商店街として

納屋町商店街の歴史は古く、豊臣秀吉の伏見城築城と同時に城下町として誕生しました。
堀尾帯刀吉晴の邸地があったところから「帯刀町」と称するようになり、伏見の町が形成された最初期から、南組の本町組を構成し、伏見市中の代表的な町の格式と伝統を誇っていました。
その後、伏見市誕生に伴い三百年続いた「帯刀町」から町名は「納屋町」に改称となりましたが、 以前から通称「納屋町」と呼ばれていた歴史ある町名です。


パッサージュの空間を演出

「パッサージュなたまち5番街」はパリのアーケード ”パッサージュ” をイメージしてデザインされました。ガレリア風の高い天井は、全ての人に安らぎと快い空間を演出しています。
また、壁面にはフランスを中心にヨーロッパで、その知的で静的な美しさが認められたアールデコ風に描かれたビジュアルアートが、回廊のように配され、足下を敷きつめたピンクと緑がかった御影石がいっそう優しさを醸しだしています。
伏見のシンボルとして、単なるショッピングスポットではなく、「伏見の象徴」として、誰からも愛される創造性豊かな商店街を全国にアピールし伝えていきたいと思います。


歴史と文化の発信地

徳川時代、淀川の水運を利用し、運輸・宿駅的機能は充実し、旅客・貨物のすべてがここから始まりました。
日本発のチンチン電車が走ったのも伏見です。
常に文化の発信地であった伏見、新たなカラー舗装は、伏見の歴史の上に積み重なって出遭いをまっています。